Parsleyのリハビリ部屋

ちょっと人生に疲れたParsleyが、リハビリのつもりでつらつら言葉を重ねていくブログです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』にとっての「愛してる」は「恋愛」ではなく「思慕」だという話

(c)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会 年の瀬にも関わらず、知人と来年春に新作映画が公開される『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』について語り合っていたので、忘れずにメモしておきたい。それは、この作品にお…

晴れた日にはクロスバイク『RAIL 700』でゆったりサイクリングに

思えば、子どもの頃から自転車は好きだった。電車でひと駅、ふた駅ぶんの距離を走った時の達成感や、ちょっと遠くの河原まで飛行船の離陸を見に行ったりしたことは楽しい思い出として覚えている。新聞奨学生の頃にはお仕事の相棒で、雨の日も雪の日も暗くを…

『ゴブリンスレイヤー』のキャラでは孤電の術士が断然好きだ

蝸牛くも氏の『ゴブリンスレイヤー』について、今更仔細を説明する必要はないだろう。2018年冬に放映されたアニメの評価も高く、2019年2月には新作映画が控えている。単行本本編も11巻を数えるが、雪山・エルフの森・シティアドベンチャー・砂漠と毎回趣向を…

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』的な風景をさまよい求めて ~葉山篇~

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見ると、なんだか自然に触れたくなるのは、「愛してるを知りたい」というヴァイオレットが、いつも自然とともにあるから、という話は以前にも触れた。 parsley-reha.hateblo.jp TRUEが歌い上げるOP曲『Sincerel…

なろう小説『Everlasting』に胸が締め付けられた理由

※画像はイメージです。 『小説家になろう』のランキング上位には、だいたい異世界転生・領地経営・ダンジョン攻略・悪役令嬢・婚約破棄ものが読まれやすい傾向がずっと続いていて、書籍化やマンガ化する作品もこのジャンルがほとんどだ。それを否定的に捉え…

紅茶好きだった私が珈琲店にもこだわるようになった軌跡

『銀河英雄伝説』がバイブルの私にとって、紅茶はとくべつな飲み物だ。秋ならダージリンのセカンドフラッシュをストレートで頂きたいし、ミルクティーならできればアッサムがいい。良いポットとカップに淹れられているのならだいぶ嬉しい。ヤン・ウェンリー…

『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』は正統派ファンタジーだと思う件

ライトノベルの黎明期だった90年代のグループSNEと『ソードワールド』『ロードス島戦記』を出すまでもなく、TRPGとの関係が深いのは言うまでもないのだが、現在の『小説家になろう』をはじめとするファンタジー系の作品を読んでみても、ゲームの世界観に近い…

逗子市のシェアサイクル実証実験で『HALLO CYCLING』を使ってみた

最近、何かイヤなことがあったら、突発的にプチ旅へと出るようにしている。特に逗子は自宅からだと1時間以内で行けるということもあって、度々向かうようになっていた。 その日も夢見が悪くて、気分最悪だなぁとドトールでモーニングを食べながら天気予報を…

プロレスラーにとっての「衰え」についての一考察

もう廃刊になってしまった雑誌だけど、一時プロレスラーのインタビュー記事を担当していたことがあった。 まったく経験のない中で蛮勇もいいところだったな、と今振り返って慄然とするのだが、2006年頃に武藤敬司に当時九段下にあった全日本プロレスのオフィ…

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観て雲海を見に行った話

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観ると、どうして無性に旅へと掻き立てられるのだろうか? 戦場しか知らない少女兵だった彼女が、クラウディア・ホッチンズのC.H.郵便社で働くようになり、自動手記人形の仕事を通して自身の感情の呼び名と人の…