Parsleyのリハビリ部屋

ちょっと人生に疲れたParsleyが、リハビリのつもりでつらつら言葉を重ねていくブログです。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

二階堂幸先生の短編集『ありがとうって言って』の独特の空気感に魅せられて

二階堂幸さんのことは、Twitterで公開されていた『雨と君と』ではじめて認識した。スケッチブックを手にしたタヌキが女性に拾われる話なのだけど、彼女たちが「芸達者なワンちゃん」として扱っていて、いろいろおかしいのだけど、空気感が独特で惹き込まれた…

『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』がいよいよ核心をチラ見せしてきた件について語りたい

ざっぽん先生の『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』(以下『真の仲間』)について、以前に単なる「追放系」に留まらない正統派ファンタジーだと強調したことがあったのだけど、最新巻の7巻で、…

『ショートショートショートさん』にはマンガならではの面白さと、ちょっとした事を「面白がれる」大切さが込められていた

表紙がオシャレで気になっていたタカノンノさんの『ショートショートショートさん』。2巻が刊行されたこともあって一気に読んだ。 一読して思ったのは、「これはマンガの面白さ」だということ。例えば1巻の最初のコマが、目を両手を使って広げてコンタクトを…

マンガ『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』の世界は泣きたくなるほど優しすぎる

去年の今ぐらいの時期に、ストレスで心身のバランスを崩して失声症になった。喉元にまで言葉が出かかって、そこから息が詰まるような感覚になって、言葉が出てこない。とても慌てたし、「もう声が出ないのかもしれない」と脳裏をよぎりもした。今から思うと…

長編アニメ『泣きたい私は猫をかぶる』は2020年に生きる人への大事なヒントがたくさんあった

(C) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会 Netflixで配信されている長編アニメ『泣きたい私は猫をかぶる』は、もともと2020年6月に劇場公開される予定だったものが、新型コロナウイルスの自粛を受けて配信という選択になった。このことについては既に…