Parsleyのリハビリ部屋

ちょっと人生に疲れたParsleyが、リハビリのつもりでつらつら言葉を重ねていくブログです。

パンケーキ好きの乙女男子が蒲田の純喫茶『チェリー』に通うようになった理由

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 パンケーキブームと言われて久しいけれど、自分は子どもの頃からホットケーキが大好物だったので、まぁ「マニア」の部類に入ると思う。カフェのメニューの中にパンケーキがあればひとまず注文してみるし、たいていのものならば美味しく頂く。昨今は冷凍のものもポピュラーになっていて、これがまたよくできているので、そうそう不満を感じるものには当たらない。確かに、横浜・元町の『モトヤ』から派生した『パンケーキ・リストランテ』とか極上だと信じているけれど。繰り返しになるが、たいていのパンケーキならば、パンケーキというだけで満足なのだ。

 そんなパンケーキ好きの私だけど、コスパという意味でも上位だと感じるのが、東京・蒲田の喫茶店『チェリー』だ。

 

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 創業が昭和29(1954)年だという『チェリー』。一度リニューアルをしているものの、往事と内装も外装も変わっていないという、レトロな佇まいが今となっては可愛らしく感じる。また、近所の常連が多いせいか、自転車が店の前によく止まっているし、店のママと親しく話し込む姿を見かけることもある。室内のBGMは60~70年代の映画音楽で、かつて蒲田が銀幕の街であった名残を感じることもできる。

 

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 さて、『チェリー』のパンケーキだが、厚みが3cmほどあり、中央にバター、脇にチェリーとミントが乗った生クリームが添えられている。一見するとスフレパンケーキなのだが、昨今の流行りとなっているしっとり感があるわけでもなく、かといってずっしりとしたボリュームがあるわけでもない。あくまで「厚めのパンケーキ」なのだ。そして、シロップは瓶ごと提供されるので、いくらでもかけ放題。バターだけで食べても甘みを感じるが、ここはシロップと生クリームで甘さマシマシで頂くのが正しいだろう。

 そして、特筆すべきなのが一段の場合ドリンク付きで550円(税込)というお値段! 二段にしても750円(税込)。あまりにも、あまりにもリーズナブルだ。

 

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 コーヒーはブレンドアメリカンなど各種ある。ブレンドは深すぎず酸味が勝っているわけでもなく、オーソドックスなバランスの取れた味わい。個人的には、行儀が悪いとわかっていても、たまにパンケーキのシロップを入れて砂糖代わりにして飲むことがあるのだけど、はちみつとはまた違ったマイルドな甘さが、実に合う。一時はブレンドにシロップを入れたいがためにパンケーキを頼んでいたくらいハマっていた。

 

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 最近では週イチくらいのペースで通って、PCを広げたりタブレットのスタンドを立てて見ていたりしていたせいか、すっかり顔を覚えられてしまった。お客さんのことをすぐに記憶しているあたりに、移り変わりの激しい中で、お店が続けられてきた理由を見た気がして、素直に嬉しいし感銘も受けたので、これからも『チェリー』に足を運ぶことになるのだと思う。

 

カフェ チェリー

住所:東京都大田区蒲田5-19-8
営業時間:9:00~22:00(L.O21:00)
定休日:日曜