Parsleyのリハビリ部屋

ちょっと人生に疲れたParsleyが、リハビリのつもりでつらつら言葉を重ねていくブログです。

宮城・仙台の豆屋『Nelson Coffee Roaster』の『三上洋さん応援セット』はおふざけから生まれた本格派コーヒーでした

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 三上洋氏といえば、2006年にかの堀江メール問題で証拠とされたメールが偽造だと喝破するなど、赫々たる実績をお持ちのITジャーナリストにしてセキュリティの大家だが、彼がこのネットの片隅でアイドル的な存在だということはあまり知られていない。

 

 その片隅はどこか? それはMastodonという分散型SNSの中なのだが、そもそも「Mastodonとは?」という人が多いと思われる。が、ここではその説明は省かせて頂く。ご関心のある方は、のえる氏のツイートを参照してもらいたい。

  

  

 Mastodonにおける三上氏は、その業績とは真逆のフレンドリーかつフリーダムなトゥート(Mastodonでは投稿についてこう呼ぶ)で親しまれているのだが、先般の新型コロナウイルス感染症の蔓延により、講演などの仕事が次々にキャンセルとなり、それを嘆いていたところに、やはりMastodonで活動している宮城・仙台のコーヒー豆製造業者『Nelson Coffee Roaster』『三上洋さん応援セット』なる製品を発売したのだ。

 

 しかも、なぜかそのセットを三上氏ご本人も購入している。謎すぎる展開だ。

 

 

 とはいえ、ブレンド100g×3袋で1680円ならお得な部類。というわけで、私も一セット購入してみたのだが、届いてみて唖然。なぜか三上氏の写真のラミネートが同封されていた。

 

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 それで、肝心のお味なのだけれど、これがなかなかに本格派なのだ。酸味がありつつも主張はせず、豆本来のフレッシュさと深みが同居している。舌を抜ける時に苦みが腔内を広がっていって、余韻が残らないうちに喉を過ぎていく。その後に鼻孔に甘めの香りが漂い、喉をすっと落ちていく。「焙煎には自信がある」とのことだが、この体験が家庭で楽しめるのならばかなり贅沢な気分にさせてくれるだろう。おふざけな企画ではあるけれど、手抜きはしないという「豆屋」の意地が感じられた。

 「ビターキャラメル」というだけあって、お菓子との相性も良い。実はセットにブルボン『アルフォート』が二箱入っていたのだけど、確かに一緒に頂くとクッキーとチョコレートのサンドの甘みが引き立たせる味で、お仕事中に常飲するというよりは、ちょっと一息入れたい時に飲むのがふさわしいように感じた。

 

 そんなわけで、個人的には濃いめに淹れるのがかなり気にいったので、また折を見て(三上氏抜きにして)このブレンドを注文してみたいと思う。

 なお、その後三上氏はYahoo!ニュース個人に楽天モバイルの記事を載せて、それがトピックスになっていた。これで多少は仕事難の埋め合わせをしたと思われるということを付け加えて、本稿を締めくくりたい。

 

news.yahoo.co.jp