チェーンのカフェラテはセガブレードザネッティとドトールが双璧だとおもう
コーヒーは基本的にブラック派な私だけれど、普段頼むのはカフェラテが圧倒的に多い。なんというか、どのブレンドでもそうなのだが、飲むとスイッチは入りすぎてしまうのだ。おそらくカフェインへの耐性は強い方なのだけれど、気分的に「やるぞ~!」ってなってしまう。なので、リラックスしたい時とか、根つめるとロクなことがなさそうな時とか、ゆるゆるとお仕事モードに入りたい時にはカフェラテにすることにしている。
それで、よくチェーン系に入るわけなのだが、ことカフェラテに関してはセガブレードザネッティとドトールが圧倒的に美味しいと思うのだ。
セガブレードは、店名に「エスプレッソ」を冠しているだけに、まずもってマシンが良いものを使っている。コーヒーの抽出が苦めでちゃんと存在感あるし、ミルキーな泡立ちもイタリアの香りが立っている。その舌触りには毎回感嘆のため息が出てしまう。何より、ハート柄がキュートだ。
ピッコロ(S)で400円とチェーン系としては若干割高だけど、それに見合う満足感は得られる。通常のカフェや喫茶店でも、このレベルのラテはなかなかお目にかかれないと思う。
セガブレードとは別のベクトルになるけれど、ドトールのカフェラテも好きだ。こちらもラテマシンのスチームが良くてちゃんと投資しているのがわかる。コーヒーにも言えることだが、すっきりとした飲み心地。牛乳を多めに入れてくれるのも嬉しい。
きめ細かさとは真逆な、気泡がたくさん入っていて、カフェが自然に浮き上がってくるのがドトールのラテの特徴といえるだろう。「カフェ」ではなく「ラテ」に重きを置いた一杯と捉えることもできる。私の場合はよくかきまぜずに、そのまま口にして、一口ひとくちの味が微妙に変わるのを楽しむという飲み方をしている。その方が沸かされた乳にコーヒーがまとわりつく感覚が味わえるような気がするからだ。
同じドトール系列だと、エクセルシオールカフェも成分的にはほぼ一緒なのだけど、あちらはマグで出されて、より量が多い。そのためにカフェ分が浮遊しがちで、かき混ぜて飲むべきラテだ。完全に好みの話だけれど、ドトールのSのカップで飲むのが丁度いいと思うし、これで275円というのは破格だ。
そんなわけで、私が愛しているラテはセガブレードとドトールが双璧ということになる。ほかのところで飲んでも、改めて入り直して飲みたくなる程度には、どちらも良いカフェラテだと思う。